日本最後の秘境、トカラ列島

トカラとは?

「トカラ列島」という地名を聞いた事がありますか?多分ほとんどの人が聞いた事の無いでしょう。

「あぁ、トカラね。

何回も行った事があるよ」って人はよほどの釣り好き、または多様な自然と文化に魅せられた学者くらいのものでしょう。

トカラ列島は鹿児島、屋久島・種子島と奄美大島の間にある、有人島7島、無人島5島からなる、全長160kmを超える列島です。

トカラ列島全体で一つの自治体、十島村を構成しており、日本で一番長い自治体です。

有人島は北から順に口之島、中之島、平島、諏訪之瀬島、悪石島、小宝島、宝島で、人口は7島全部合わせても1000人いない典型的な過疎の島です。

トカラへのアクセスは?

トカラへ行く交通手段は鹿児島と奄美大島(一部の便は宝島)を往復する、週に2回の村営フェリー「としま」だけです。

としまは午後11時50分に鹿児島港の南埠頭から出航し、5~6時間かけて翌日の早朝にトカラの北の玄関口、口之島に着きます。

その後各島に寄港しながら南下し、およそ7時間かけて最南端の宝島に到着します。

その後3時間かけて奄美大島の名瀬まで行き、また翌日の早朝に名瀬を出航します。

交通アクセスが村営フェリーしか無いので、住民の生活物資は全てとしまで運搬されています。

トカラにとってとしまはまさに生命線なのです。

しかしトカラのある七島灘は黒潮の激流にあり、更に台風の通り道、俗に言う台風銀座であり航海の難所です。

夏から秋の台風シーズンは出航延期や欠航も珍しくありません。

欠航すれば当然島の生活物資も減ってしまい生活は苦しくなります。

トカラの美しき自然

人間が生活していくには厳しすぎる環境のトカラ列島ですが、海の透明度は日本どころか世界屈指であり、港の岸壁からでもカラフルな魚が見る事ができます。

亜熱帯に属するので、ガジュマルの木が生い茂りハイビスカスが真っ赤な花を咲かせています。

口之島には「最も高貴なユリ」という学名を持つタモトユリが天に向かって咲いています。

生物もトカラ独特の生態系を形作っています。

現代の日本では数少なくなってしまった真の自然が、都会の生活に疲れ果てたあなたの心を優しく包み込んで癒してくれる事でしょう。

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